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小樽観光大学校からのお知らせ

2010年8月20日

8/23(月)10:30頃FMおたる「おたる案内人インサイドストーリー」

8/23(月)10:30頃FMおたる(76.3MHz)「おたる案内人インサイドストーリー」放送
== おすすめ観光スポットや体験談・おたる案内人としての夢をお伝えします ==
■再放送 同週金曜日21:15頃

今回の出演は、おたる案内人1級

   須藤 雅司さん(ほくでんサービス株式会社 小樽支店販売課)です。

 ◎収録協力= おたるない バックパッカーズホステル 杜の樹 

                < おたる案内人と群来そば >

 sudo-1.JPG 私は転勤族で2~3年毎に転勤がある、サラリーマンとして当然ですが、そんな転勤を楽しくする術を身に付けている。転勤先で今までやった事のない何かに挑戦する事である。40歳を過ぎた頃から、出来ればその土地でしか出来ない事という定義で、今まで随分いろいろな事にトライしてきた。野球、テニス、スキー、スキンダイビング、その町の祭りごとへの参加等、蕎麦打ちは7年前苫小牧市に転勤になった際、挨拶回りしていた会社訪問であんたそば好きかの質問に、「はい好きです」の一言から入会し、その会が蕎麦を打つ会で、打った蕎麦を食べるだけの会員もいて実に楽しい会であった。                                                                                    
sudo-2.JPG その苫小牧からの転勤に際し家庭の事情から自宅のある札幌から通える職場を希望しその第一候補に好きな小樽を要望した。運良く願いが叶い初めての小樽勤務となった。小樽で最初にトライしたのは潮まつりのねりこみ、そして2月「雪あかりの路」ボランティアとして参加そんな中、おたる案内人検定が行われる事を知った。 好きな小樽をもっと知りたいと思い小樽ならではの挑戦に火が付き平成20年12月おたる案内人1級を受ける事を決意、テキストを購入し勉強を始めた。そのテキストにかって鰊で栄華を極めた小樽の歴史の中で鰊のロマン溢れる圧倒的パフォーマンス「群来」を始めて知った。そんな矢先平成21年2月25日小樽張碓の前浜に50数年振りに大規模な「群来」が現れ感動した。群来が頭から離れないまま、昼食で鰊そばを注文し食べている時に、天から降ってきたとしか思えない程、突然このどんぶりを「群来」らせようと思い立った。群来の乳白色は山芋で、産卵は数の子そのもので、卵を産み付ける海草は昆布、わかめそして鰊の甘露煮でどんぶりは「群来」た。早速、その当日、鰊の甘露煮、長芋、昆布を購入、(数の子は高かったので買うのを躊躇!)3月3日ひな祭りで蕎麦を打つ仲間のお宅にお邪魔して群来そばを試作し皆で試食した所、元々単品でメニュー化されているにしん蕎麦ととろろ蕎麦の合体であるためか、違和感無く美味しかった。一番心配していた数の子は第2号に仲間入りする事になるが、以外に食感が良く、こりこり感がアクセントにもなり好評を博す事になった。ここに「群来そば」が完成した。蕎麦仲間が集まって群来そばを世に出そうと盛り上がり、群来そばプロジェクトが誕生した。
 sudo-3.JPG 昨年6月「群来そば」のデビューを企画、30名のゲストをお迎えして祝津の群来陣で鰊料理と群来そばを試食していただき皆さんから評価を頂いた。その後群来そばの定義決めを行い、食材を出来る限り小樽産、後志産、道内産を目指す事として、プロジェクトでは全て小樽産を目指す事にした。長芋は忍路産のねまり芋(一般販売はしていない自家消費用の山芋)、海産物は小樽漁協の協力を得て若芽昆布、鰊甘露煮、数の子は祝津の水産加工会社の協力で用意できた。残るそば粉だけが小樽産はないため、プロジェクトメンバーの友人がいる、忍路水車の会の協力で市民農園を約一反(300坪)を借用して、有志一同で栽培する事になった。昨年は天候不順もあり収穫予定の1/6約10kgのそば粉しか収穫出来なかった。そばの栽培は興味を持った水車の会メンバーの農家さんも試験的に栽培した。
 sudo-4.JPG 10月に収穫祭を開催し食材がオール小樽産の群来そばが完成し大いに盛り上がった。今年に入り藪半さんと一福さんが「雪あかりの路」開催期間限定でメニュー化されたこともあり色々な方の口コミから新聞、雑誌、TVの取材で取り上げられる事が多くなり、地道に小樽の新ご当地メニューに向かって歩み始めている。現在群来そばをメニュー化しているお店は、稲穂2丁目「藪半」堺町2丁目「惣吉」、色内1丁目「一福」祝津3丁目「マリーナ食堂」銭函1丁目の「両国」のお店ですが、季節限定のお店もあるため行く前に電話で確認する方が良いです。群来そばを食べた観光客が「群来」を通して小樽に興味を持っていただき、鰊と小樽の絆を知る事で観光に付加価値が付き小樽ブームにまでつながる事を夢見ている。

                                             
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